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おやきOn My Mind

突然ですが、今回は私のおやきの思い出です。

私はおやきが大好きで信州の色々なおやきを食べ歩いています。

しかし、小さい頃はおやきが苦手でした。
祖父母の家へ遊びに行くとおやつはおやきということが多く、子供の短調な味覚には結構つらかった記憶があります。

親戚が集まると台所では、母親達が集まりおやきを作っている光景をよく目にしたもので、そんな時の会話は「○○さんはおやきを作るのが上手いね。」とか「○○さんの家のおやきは美味しいね」などと、子供心にもあれが作れないとお嫁に行けないのか!?とちょっとブルーになったものでした。

この頃食べていたものは丸ナスにあま味噌をはさんでとろとろに流れ落ちるような生地に包み軽く油で焼いてから蒸したものでした。
私の中ではかなり最近までおやきというものはこういうものだと思っていました。

そういえば母も結婚当初、父におやきを作ると「これはおやきじゃない」と言われ義母に作り方を教えてもらいに行ったと話していました。
ちなみに母の実家では生地は焼かず蒸すだけのものだったようです。

10年程前、仕事で鬼無里村へ行った時にまるでパン生地の様なおやきに出会い「えっ!これがおやき?」と軽いカルチャーショックを受けました。そしてその具の種類の豊富さや美味しさにもビックリ。思えばこれが私のおやき好きの始まりでした。

夫の母が、私が好きだということでよくおやきを作ってくれるのですが、これがまたビックリ。生地が黄色く(重曹を入れて蒸してある為らしい)硬めの蒸しぱん?といった感じなのです。具は小豆あんで作ることが多いそうです。
ちなみに義母は牟礼村の出身ですが、この作り方のルーツは新潟県にあるそうです。
また、以前訪ねたお宅で頂いたおやきにきゅうりが入っていてびっくりしたという話も聞いた事があります
おやきって奥が深いですねー。

今では信州の皆さんの努力のお陰ですっかりメジャーになっているおやき。
地方発送もされていて、県外の多くの方々が購入されているそうです。確かにお土産として持参するとどこへ行っても喜ばれます。

お店によってもやはり作り方は様々で、色々な味が楽しめます。

いつか地域別おやきの作り方を調べてみたいな…
などといつも考えているのですが、そんなこと簡単に出来る訳がないとわかっているので、なかなか重い腰が上がりません。

そうだ、とりあえず今度私の知っているおやきを全部作ってみよう!

おやきの美味しさを知った私の、勝手に一人で「おやきOn My Mind」でした。



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